2019-05

Indonesia

インドネシア バリにて 2

ウブドは芸術の村である。「ジャングルに行けば、いつでも果物があり、河に行けば、いつでも魚がいるから、食べ物のためにあくせく働く必要がなかった。村中みんなが、暇つぶしに絵を描いたりしていたんだよ」 雨宿りのために偶然、入り込んだ画廊の主人は話...
Indonesia

インドネシア バリにて 1

バリはテーマパークのように観光化された島だ。 めぼしい宗教施設や行事はほとんど観光化されていて、外国人観光客から外貨を得るためのショーになっている。 南国らしい巨大な葉の上に、焼き豚と米をのせた料理を出す地元の食堂で、向いに座っていたマデさ...
Laos

ラオス ルアンパバーンにて 2

真上に昇ったルアンパパンの太陽の日差しはオゾンホールのそれと同じくらい厳しかった。 宿の一階にはプラスチックのテーブルとイスが並び、食事できるようになっていた。 注文を取りに来た女の子が、申し訳なさそうに停電なので扇風機が使えないことを私に...
Laos

ラオス ルアンパバーンにて 1

西の空がまだ暗い時間に私は、外に出た。 オレンジ色の衣を着た僧侶のとてつもなく長い行列が、いつか見た夢のようでまるで現実味のない朝だった。 ここルアンパパンはラオスの小さな田舎町だが、町全体が世界遺産に登録されている珍しいところだ。  私は...
Myanmar

ミヤンマー チェントンにて

ミヤンマー北部にチェントンという外国人に対しては非解放となっていた小さな町がある。 チェントン出身の友人から何度も「チェントンはいいところだから一緒に行こう」と誘われていたのだが、私はチェントンに行くことにずっと躊躇していた。実際に言った人...
Myanmar

ミヤンマー チャイティヨーパゴダにて

世界は、霧で覆われていた。 霧の中にうっすらと寺院が見える。 境内に入る前に、蓮の花と、線香と、ろうそくとを買った。 山の上は高台になっており、大理石で舗装されていた。 霧の中に、仏塔が見える。 崖にせりだした大岩の端にちょこんと乗っている...
Myanmar

ミヤンマー パガンにて

綿アメをうすーく引きのばしてみたような軽い雲が浮いている。 よーく見ていると、ゆっくりと形を変えながら、少しずつ西へ流れていくのがわかる。 水色の大空の下は見渡す限りの広大な平原だった。 赤茶けた大地のところどころには木や茂みが生えていたが...
Myanmar

ミヤンマー マンダレーへ

日が暮れた後、私はバスに乗り込んだ。 エアコンバスは日本の観光バスそのままだった。 ミヤンマーの車は、日本から輸入した中古車がほとんどだが、塗装し直さないので車体に観光会社の名前がそのまま日本語で書かれている。 私は一番前の補助席に、威圧的...
Myanmar

ミヤンマー バゴーにて

朝食の後、宿から一歩外に出ると、宿の前でたむろしていたサイカー乗りたちに囲まれた。 インドのリクシャーは客席が自転車の後ろに付いていたが、ミヤンマーのサイカーは客席が自転車の横に付いている。「サイドカー」なのだろうが、ミヤンマーでは「サイカ...